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海水浴場で大きな砂像を作って展示する「サンドクラフト」というイベントがあるらしい。朝、ここの職員さんが連れて行ってくれた。トマトを6個くれた人。 海についたらまずでかい風車が目についた。小学校の工作で作るようなモノをそのまま大きくしたかたち。大きなハネがゆっくりまわってる。かっこいい。 サンドクラフトは、ふなっしーとかドラえもんとか風の神様とかそういうモチーフが多いなか、地元の建設組合が「建設機械」というタイトルでブルドーザーを作ってたのが 良かった。ちゃんとKOMATSUというロゴも入ってる。ぐっときた。
お昼頃「ゆうぱる」を出て、加藤さんという人の家に向かう。昨日の夜ここのオーナーさんが
「この近くにも芸術家がいる。明日はそこに行ってみるといいですよ」
といって、僕のことをその人に紹介してくれている。ここから2キロくらい離れたところに住んでいるらしい。
遊園地みたいな家だった。敷地の中に家と、あずま屋が1つと、犬小屋が1つと、小屋が二つ建ってる。 二つの小屋はそれぞれステンドグラス工房と、そば打ち工房になってる。 またこのあたりは温泉が通っていて、月5000円で使い放題らしい。プライベートの露天風呂があった。 加藤さん本人もすごい人。
「退職後に遊びではじめたんだ」
って言ってるけど、つくるものの完成度がとっても高い。ステンドグラスとそば打ちと木彫とハンコと俳句と果実酒(61種類もある)作りと書をやってる。昔盆栽もやって たらしい。
集中力は何時間も続くわけじゃないから、例えばステンドグラスに飽きたら木彫をやるっていうふうに一日を過ごしているらしい。
「退屈することがねえ」
って言ってた。これも生きる力だ。
毎週新聞に投稿する俳句が選ばれてるか見るのを楽しみにしていて
「明日の新聞にも俳句載ってたらいいなあ」
と言ってた。
「そんな何回ものるわけないの。ねえ?」
と奥さん。良いな。