0804
今日も蒸し暑い。海に入りたい。昨日は泳いでる人けっこういたけど今日は数えるくらいしかいない。でも「ここは海水浴場ではあり ません」っていう看板が立っている。きれいな砂浜が広がっていて気持ちよく泳げそうだけどな。「海水浴場」ってなんだ。お昼に波 打ち際まで行って足を海につけてみたりした。
朝から晩まで道の駅にいた。ずっと絵を描いていて、たまに近くのコンビニにいってジャンプを立ち読みしたりした。道の駅にはいろ んな人が来る。家族連れが多いけど、カップルや老夫婦(道の駅にいる大抵の老夫婦はキャンピングカーに乗っている)もけっこうい る。バイクでツーリングしてるグループや、一人で走ってる人もいる。いろんな地名のナンバープレートの車がある。そういう人が休 憩室に入っては出て行くさまを見ながら、僕はずっと絵を描いていた。すぐに夜になっちゃった。21時になって、蛍の光が流れはじ める。休憩室や、温泉施設の大広間でごろごろしていた人たちがみんな帰っていく。外には犬の散歩をしている人もいれば、車のカー ナビに目的地を入力している人もいる。僕は彼らを見送るような気持ちになっている。さみしい。僕は今日一日道の駅の住人だった。 移動しつづける事と、道の駅に居続けることは似ている気がした。僕も明日にはここを出ていく。見送る人はいないだろうけど。
遠くの海が2ヶ所ぼんやりと光っている。漁火だと思うんだけどかなり遠くでぼやっと広範囲に光っていて妖しい。今日は少し風があ るので、風車が回っている。キィィィィィっていう高周波な音が鳴ってる。風車はすぐそばにあるので、気にしだすと結構うるさい。 そういえば十和田湖のグリランドのオーナーが、風力発電の風車による音が生態系に及ぼす影響があって、その調査の仕事もしてるっ て言ってたな。