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高速バスで東京に来る予定が、いろいろあって新幹線になった。新幹線は速かった。米原駅を通過する新幹線をホームから見たけど、その場にいたみんながちょっとぎょっとするくらいの速さだった。ホームのみんなが「そんなに速いの?!」って顔してた。
そんな新幹線を使った福井から東京までの3時間半は、歩く移動生活での1日よりも長く感じた。なんでだろう。こんなに長い3時間半は初めて味わったかもしれない。時間が歪んで感じられた。その歪みが、新幹線の窓から外を撮ったときの電柱の傾きに現れてる。アイフォンで窓の外を撮ると、何故か手前にあるものが斜めに歪んで写る。
今日は色んな展示を見てまわったけど、いま思い返すとギャラリーで見た展示の記憶以上に、電車移動してたときに感じた時間の長さが印象に残ってる。なんだろうこれは。あの、電車に乗せられて運ばせられている時のイライラする感じはなんなんだろう。
あと、東京の密度にも改めて驚いた。僕は1日で25キロ歩くこともあるけど、それは東京都文京区湯島から小金井市の東小金井駅まで行ける距離だった。地図上の山手線の輪なんかも狭すぎて、目を疑った。東京駅から新宿駅までは一時間半で歩ける。山手線にのると30分かかる。歩きの一時間半と電車の30分は感じ方が全然違う。