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朝、村上さんが車で津久見市内をまわってくれた。津久見はみかんとセメントの町で、太平洋セメントの工場がかっこいい。
昼には、一昨日誘われた初期仏教の勉強会に行ってきた。
前半は仏教の歴史について、後半は経典の注釈を読 みこんでいく2部構成になってて、前半の方は予備知識がない僕にはよくわからない内容だったけど、後半は楽しく聞けたと思う。
日本で広まっている仏教はほとんどが大乗仏教で、それは歴史の授業では「小乗仏教がだめだったから大乗仏教が広まった」みたいな言い方をされるんだけど、全然そ んなことはない、という話が印象的。
インドでは基本的に小乗仏教が主流で、大乗仏教は文学のようなものとしてみなされているらしい。
話をしにきていた先生は、日本では少ない初期仏教(テーラワーダ)の和尚さんで、日本の仏教学会 のことを批判的に話していた。
「大乗仏教の地位を下げるような研究をする人は日本では人気が出ない」
と言ってた。そういうことって宗教の世界でもあるんだな。
で、その勉強会の道中に風邪をひいた。車の中で突然喉が痛くなって「なんか悪い菌が入ったな」 と思ったんだけど、村上さんの家に帰ってきたころには身体が全体的にだるくて「これはウイルス性 のやつだなあ、インフルエンザっぽいなあ」と思った。
晩ご飯を村上さんたちと一緒に食べてからすぐ寝た。