02102224
朝起きて自分の家を出て、「寒い寒い」と小さく呟きながら道の駅のトイレに入って顔を洗おうとしたときに、水道からお湯が出てきて
「うわ、お湯がでる!」
って一人なのに声を出してしまうほど感動したり。
行く先々でインフルエンザ感染者やその家族に会うので
「テレビとかのニュースでよく"インフルエンザが全国的に猛威"みたいな話を聞くけど、マジで流行ってるんだな」
って思ったり
「今夜は冷え込むから、晩ご飯を一杯食べておかないとまずいな」
と思って温泉に併設されてるレストランに行って特製カレーを食べたり。(この「冷え込むからたくさん食べておかないと」っていう発想って、自然なものだけどなかなか普段でてこない)
そんで帰ろうとしたら今日の新聞がレジのそばに置いてあったので「これを丸めて服に入れれば暖かいのでは」と思って
「これもらっていっていいですか?」
と聞いたら
「いいですよ。もう閉店なんで」
と言ってくれて「いらない新聞紙をもらえたことでこんなに嬉しかったことはない!」と思ったり
きついこともあるけれど、こういう日々のサバイバルをこなしていくことで、夜に眠るというなんでもないことが最高のご褒美になる。全ては後から考えると「楽しかったなあ」って思えることだ。 しかも、そういうこと1つ1つが全て自分の身をもって経験していることなので、僕はこの毎日をパ ーフェクトに信用する事ができる。
テレビとかツイッターとか新聞とかを見て右往左往しちゃうことはよくあるし、そればっかりに気を取られて何も分かんなくなっちゃってる人もいるけれど、自分で経験したことは、すべて信用する事 ができる。この体験してきた日々に確信がもてる。
そうやって嘘でも又聞きでもない日々が積み重なっていく。これをつきつめていくと人生を肯定できるような気がする。