0911/岩手県大船渡市三陸町起喜来
しばらく東京に行ってた。今朝大船渡市三陸町起喜来に戻ってきた。大船渡町から20キロ弱北に進んだところ。大津波資料館「潮目」のある町。家は片山建設の事務所の軒下で預かってもらっていた。
潮目が増築されていることはフェイスブックで知っていたけれど、実物はやっぱりすごかった。去年よりもますます堂々としている。遠くからも異様さがよくわかる。
今日は僕を訪ねて東京から知人がきたので片山家のみんなに紹介したら、みんなでピクニックに行く事になった。最近わいちさんたちがよく行ってるらしい岬の先端。ベンチがひとつ置いてあって、ほとんど断崖絶壁で、下に台風で荒れてる海が見える。すぐちかくには、要塞もしくは「〜指令センター」みたいな形した、世界を救いそうな別荘が建ってる。
そんな非日常的な景色のなかで、わいちさんの妹の京子さんが陸前高田でみつけてきたという、鹿児島から自転車で来た獣医志望の若い旅人も一緒という不思議なメンバーでおいしいおにぎりを食べた。東京から来た知人は
「あとにも先にも、こんな景色の中でおにぎりをたべることはないと思います」
と笑っている。僕も東京から戻ってきたばっかりだったので強烈だった。さすが起喜来の人たち。パラレルワールドに連れて行ってくれる。どこにいても、それを思い出すだけで世界の中心がずれるような体験。潮目もそういう場所。
今日は潮目の増築された3階部分で寝る。