04072150
瀬戸内芸術祭での持ち寄り鍋生活も始めてから20日以上経った。昨日は雨も降っていたので鬱々としていて、からだが地面に溶けそうだった。毎日がもう修行以外の何物でもない感じになっているけど、肝心なのはこの鍋生活がおわってからどう展示するかなのだということを思い出したら、なんだかやる気がでてきて、今日は展示プランを練ったりしていた。無意識に地面に置いてしまうものをいかにコントロールするかが大事なので、畳や床板の扱いをどうするかということも考えないといけない。そんなことを考えていると、不思議と気持ちが回復してきた。「退屈を感じる」ということは脳が「もっと使われたい」という信号を送っているということだと思うけど、退屈という気持ち自体が脳にとってストレスなので、それを放っておいたら、脳はストレスを和らげるために退屈を感じないよう、自らのスペックを下げていくのかもしれない。それが鬱々とした気持ちにつながっていく。
今日いつものように鍋を食べてたら芸術祭をみにきたという人から「仕事は?今日は休みなの?」と聞かれた。鍋を指差して「これが仕事です」と答えようか迷ったけどやめておいた。どうも住むことを作品化しようとするとこれをよく言われる。普通は住むことと仕事を切り離して考えるらしい。「収入」のこともプロジェクトに組み込まないといけない。