05292200
どうにか、とりあえず撮影はやってきた。でも、必ずしも満足の内容ではない。今回は引き分けくらいか。ベルリンと。もしかしたら負けてるかも。一人で撮ると、どうしてもカメラを僕から離れたところに置いてしまいがちで、結果的に全体的にちょっと遠巻きに撮れてしまった。それと映像を見返して初めて気がついたけど、どうやら完全な屋外でやるよりは、この作品は半屋内のような場所でやったほうが効果的なこともわかった。しかし残念ながら、今日の僕には屋内で一人でこれを撮影するだけの勇気はなかった。湯浅さんの協力が得られる31日まで待って、追加で撮影すればよいのかもしれないけど、いったんベルリンを離れる。撮影時間は時間にしてわずか15分弱だけど、こんなに消耗するとは思わなかった。まじで勇気が足りない。勇気が。アンパンマンが。
撮影中に「そのカメラでいま私を撮してなかった?」と聞いて来た女性がいた。その時は撮影してなかったのでメモリーも見せて写ってないの説明したら笑顔で去って行ったけど、日本では一度もされたことがない質問だったので驚いた。それ以外は、本当にベルリン(アレクサンダープラッツ周辺だけで撮影した)は、いろいろな人がいろいろなことをやっていて、それが承認されている街だ。突然裸になる女性(なにかの撮影っぽかったけどびっくりした)がいたり、たくさん物乞いがいたり、タバコをくれと言ってくるひとがいたり、弾き語りしてる黒人の兄ちゃんがいたり、なんか中度半端なブレイクダンスを披露してる人がいたり、ドラムとバイオリンの路上ライブをやってたり、ペットボトルや缶を集めるためにゴミ箱を漁って回っているひとがいたり(これは本当にたくさんいる)。日本人もみかけた。けど、中国人や韓国人の20分の1程度という印象。ちなみにポツダム会議が行われた宮殿では日本人観光客が2組もいた。