4月8日と9日(18,19日目)

8日は10時に、バスタオルの交換の人のノックで目が覚めた。朝ごはんを食べ損なった。今日は、予定が正真正銘何もない。天気もいいのでどこか、浜松とかにいってギネスが飲める店でも探そうかなと、お昼頃までは思っていたけどアマゾンプライムで「ロッキー」を見始めてしまって、出かけるのを諦めた。そうと決めたら、ロッキー1を見終わった時点でコンビニに行って、缶ビールとお菓子とタバコを買い込んできて、ロッキー鑑賞体制を整えた。結局、そこから翌日、つまり今日(9日)の夜まで断続的に、ロッキー、ロッキー2、ロッキー3、ロッキー4、ロッキー5を見て、さらに2006年の「ロッキー ザファイナル」をみて、さらに2015年の「クリード チャンプを継ぐ男」を見た。この二日間でロッキーシリーズを7本も見てしまった・・。なにやってんだ・・。

しかしサイコーだった。スタローンはロッキーのストーリーを自分で書いて制作会社に売り込んで、しかも自分が主人公じゃないとやらないと言って企画を通してこの映画を実現させたらしい。本当にサイコーだった。人間の自尊心が最も大切なことだという教え、「鏡に映ってる奴をみろ。そいつがいちばんの強敵だ。ボクシングにおいても、人生においてもだ」という教え、素晴らしかった。どんなに不幸が続いても、卑屈にならず腐らずに一生懸命やることだ。それしかないんだ。「クリード」で主人公ドニーが現役チャンプとのエキシビジョンマッチの最終ラウンドに入る前、劣勢で目もボロボロだったのでロッキーに「もうやめよう。十分やった」と言われたけど「いやだ。証明するんだ」と言って、ロッキーに「何をだ」と聞かれて、「俺は”過ち”じゃない」と言うシーンで涙腺が崩壊した。ドニーの父親は元世界チャンプのアポロ・クリードで、アポロが愛人とのあいだにつくった子供がドニーなので、テレビなんかで「アポロの過ちは、アポロの品格を下げるか?」などと言われていたのだ。

ロッキーは「ドニー」のその言葉を聞いて「俺は今までたくさんの人に救われたが、お前にも救われた。俺も病気と戦って勝ちたい。お前にも勝ってほしい」というのだ。さいこーだ・・。「俺は俺の伝説をつくるんだ。父親ではなく」という流れもサイコーだ。まさに現代の、我々の映画だ・・。

今日の13時50分から50分間、7日の卒業検定に落ちたぶんの補習(運転教習)をうけたけど、それ以外はずっとロッキーを見ていた。今日は11時半くらいまでホテルでロッキーを見て、歩いて教習所に行って、お昼ご飯を食堂で食べて、補習が始まる5分前の13時45分まで教習所のwifiをつかって教習所のロビーでロッキーを見て、補習が終わった後ホテルまで歩いて帰ってきて、部屋でロッキーをみた。もはや、教習のあいまにロッキーをみているのではなくて、ロッキーのあいだに教習があった。これだけ続けて見られるというのも素晴らしい。バットマン ダークナイトシリーズを3本続けてみるのは無理だろう。

明日は2度目の卒業検定がある。今度こそ受からなければ・・。次も落ちたらもう笑えない。

Posted by satoshimurakami