6月1日17時8分

発酵熱を使って暖房をつくったさいにもらった助成金の報告書を論文調で書いている。慣れない。主題は13ポイントのMS太ゴシック体、副題は11ポイントのMS明朝体とし両端は「- -」でくくるとか、数字は二桁以上は半角で一桁の場合は全角で書くとか、やたら細かいルールがめんどくさいというのもあるのだけど、それ以上に、本文を書いている時にどこまで前提を遡ればいいのかわからなくなる。例えば背景と目的を説明する時「ここ10年だけ考えても災害が多いですね。災害は電気やガスなどインフラを寸断させ、日頃わたしたちがどれだけそういうものに頼っているかを浮き彫りにします」みたいな話から始めてみたのだが、東日本大震災で停電があったことはさすがにみんな知ってるから書かなくていいかな…とか、いや、広範囲に停電が起きたことは書いておいた方がいいか、でもさすがに「地震があると停電がおこる」ことは知ってるよな。それも危ういのか?もしかして「そもそも地震とはプレートとプレートが…」みたいなところから書いた方がいいのか?いやいやそんな馬鹿な。しかし最近スピノザとかデカルトを読んでいるせいか、地震とは一体…地震を認識する自分という主体とは…みたいな、いやいや、そんな馬鹿な報告書があるか。

Posted by satoshimurakami