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本と時間の関係について。すでに読んだページの厚みは読み手にとっての時間を表している、というわかりやすい話の他に例えば、親元を離れて十年ほど経った成人の子供のことを、親はどこかでまだまだ子供であると思っており、実家を出てからの年月の経過を実感できていなかったとしても、初めてその子供の一人暮らしの家を訪ねたときに、本棚に並べられている本の量を目の当たりにして「ああ、時間が経ったんだなあ」と思うような、そんなこともありうる。本棚がささやかに主張する、その持ち主が経てきた時間の量のこと

Posted by satoshimurakami