看板図書館金沢part1日本語
part1
<福光屋>
このお店がオープンしたのが2003年なので
21世紀美術館の1年前なんですけども
日本酒需要の低迷というものが何十年も続いていまして
だけどアミノ酸が豊富だし
旨味成分のおかげで
お料理とも非常に合うし、ワインとも同じような醸造酒で
日本が誇るべきお米のお酒ということで
女性をターゲットに切り替えてマーケティングをはじめて
その一環がこのお店なんですね
置いてあるものも少し女性を意識した作家さんの器だとか
ラベルにしてもちょっと女性が買っても違和感のないお洒落なものだったりとか
ということで、いまこのお店は観光客が多いんですけれども
お化粧品をつくったり
発酵技術ですね、お米と発酵のかけ算によって生まれたものをいろいろ
スイーツもいろいろつくっています
伝統というものは革新があるからこそ続いていく
福光屋も革新を続けているからこそ、その時代時代に合ったものをつくって
地元の方にも認められて393年続いているという
そういう家訓は大事にしながらやっていますね
<田矢靴店>
わたしで三代目
大正九年だから。こういう下駄からきたので
これがHush Puppiesの靴がメイン
あの竪町の店。Hush Puppiesの
あそこはうちでやってるんです
このワンちゃんね
<エレガンスフワ >
– このお店を一言で、どんなお店ですか?
普段着の店
-めっちゃおしゃれな普段着じゃないですか
お洒落な普段着?
主人が二代目で、わたし三代目になるのかな
主人亡くなったもんで。そのまんま継いでます
母が一代目で主人が二代目で、わたし三代目になるんだねやっぱりね
やめたいなぁって(笑)
– ご主人もこういうレディース専門店を
そうですね
まぁずっとそのまま継いできてるんじゃない?
商売好きなんやて二人とも
でもわたし嫌いや
あんまり好きじゃなかった
– ご主人のお母様が始められて
そうですね
– わりとレディース中心の?
あの時分は紳士物もありましたし子ども物もありました
わたし昭和42年に嫁に来たときには
子ども、紳士、婦人服と
生地もやってた。お仕立ても
だんだん削っていったんじゃないの
でも二人ともほんと商売大好きだったわ
– じゃあ最初からお洋服メインで
そうです洋服メインでしたね
– そしてだんだん鏡子さんのテイストが入って..
うーん。あんまり主張性無いから
– でもねスタッフさんも
そうねんて。ずっと30年以上居るんだよ二人。三人で35年ほどかな
ずーっと。だからうちの主人も亡くなる時に三人でやってくれって
せめて三年。だったけど
守ってやってる
お客様のおかげかもしれんね。そんな気がしますけどね
– 奥のあの写真がご主人ですか
そうそう。いい男やろ(笑)
ただ地域のこといろいろ知ってるからあの人は
消防をしてて
俳句の
ぜんぶ長までいって
することなくなったんよ。だから死んだんやわ(笑)
消防の金沢市の団長してて
それから石川県の俳文学協会の会長して
そんで亡くなった
地元で頑張った
石引のここも結構いろんなことしてきたよ
わたしは黙って店におったけど
好きやったんだね。いろいろ
死ぬのが残念やったかもしれんね
やりのこしたことあったかもしれない。わたしわからないけど
たぶんそうやったと思う
石引もっと良くしたかったんじゃないかな
– もう亡くなられてからだいぶ経つんですか
丸3年過ぎて4年目かな
愛想ないっちゃ愛想ないけど、まあまあ三人でやってますわ
喋りながらやかましく
– 仲良し三人組
そうやねみんな同じような歳やからね
やっていけると思います
まあどこまでやっていけるかやってみます
試してみます
<高砂屋>
金沢ね芸所ですし
美術的なものと
わたしはお菓子はやっぱ文化とつながらないと
お饅頭っていう総合的な
お餅とかお饅頭とかって総合的じゃなしに
ひとつの銘菓っていうのは銘があるから銘菓なんです
銘と一緒に楽しんで頂く
文化とともに楽しんで頂くっていう
それがわたしは金沢の文化の深さだと思います
今日送るんです
御煎餅なんです
御煎餅って、餅米の御煎餅で
上にお砂糖
要するに型染めですね友禅でいう
ですから型をね
たとえばこれですと一、二、三枚ね
これですと一、二、三、四枚
これと一緒ですね
これ一、二、三、
これはぼかしてますけどね
こういうふうにして型染めの型つくって、こうお砂糖すり込むんです
<中華食材 龍一>
– 買おう これ1個ください
ありがとうございます
150円です
– 温めれば食べられるんですか
はい。そのままでも大丈夫です
これスプーンがついてますので
– あ、これスプーンなんだ
自宅で…えーなんだろう
自宅で
本格中華を(笑)
つくってください