高校教師の資格をとりおえた私は、上田先生(小学校の恩師)から教室で説明を聞いている。私は体育を担当することになっていて、書類を見ながら、体育が各学年で週に何コマ入っているかを確認している。
それから屋外に出た。上田先生は、芝生がまだらに生えた土手のような傾斜がある場所の低いところに立って何かを説明している。私たちは、土手の高いところに間隔を開けて1列に腰掛け、見下ろしながら説明を聞いている。先生の後ろにはフェンスがあり、その向こうには古い校舎がある。先生が私たちに尋ねる。
「休みの日には、どうするのがいいと思いますか?」
私たちは答えられない。すると先生が突然英語で叫び始めた。最初は聞き取れなかったが、何度も同じフレーズを繰り返しているのを聞いているうちに、こう叫んでいることがわかった。
「イーティング ビューティフルレイン!イーティング ビューティフルレイン!」
先生はステージ上から観客を鼓舞するロック歌手のように、何度も何度も叫び、それから最後に
「キングに敬意をこめて!みんな、ジャンピンッ!」
と私たちを煽ってきた。すると、どこからともなく忌野清志郎の「JUMP!」のイントロが流れてきて、私たちはジャンプして踊り、大声で歌い出す、という夢。
